通勤中に自転車がパンクしたら最悪ですよね。
通勤や通学の自転車がパンクしてしまったら遅刻するなどデメリットだらけ。
頭の中は「自転車がパンクしてやばい」「早く通勤自転車のパンクを直したい!」「通勤自転車のパンク応急処置にガムテープは使えるのか?」など思いつくことを全て試したくなります。
そこで今回は通勤自転車がパンクした場合の対策についてまとめました。
「通勤自転車がパンクしちゃったけど、応急処置にガムテープって使えるの?」
「自転車がパンクした時の遅刻の言い訳ってどうする?」
など通勤、通学の自転車など急なパンクで困っている方は必見です!
また、「次回また急に自転車がパンクして困った」とならないように、「持ち歩いていれば急なパンクに即対処できる便利なグッズ」も紹介します。
通勤自転車がパンク!応急処置をガムテープで出来る?
通勤自転車が通勤中にパンクした最悪。
自転車のパンクで遅刻しないためにも、ガムテープでも何でもいいから早く応急処置をしたいですよね。
残念ながら…。
通勤自転車のパンク応急処置をガムテープで出来るのかですが、正直な話「不可能」です。
また、自転車のパンクの修理は「慣れている人」で道具が揃っていても応急処置でさえ「約15分~」はかかります。
よっぽど時間に余裕がない場合は「パンクした自転車で通勤、出勤」は不可能ですので、まずは当日に自転車に乗るのは諦めましょう。
後述しますが、手元にあらかじめパンクを処理するアイテムの用意がなければ、数分で乗れる状態にする方法はありません。
タクシーに乗る、誰かの自転車を借りるなど別の交通手段を考えた方が早いです。
ただし、「事前にアイテムを用意しておく」「1mm程度の小さめの穴」なら次回から応急処置して10分前後で乗れるようにする方法はあります。
今後のためにも参考にしてみてくださいね。
通勤自転車がパンク!応急処置をガムテープで出来ない理由
自転車のタイヤの中のチューブには、チューブ内の空気を保持するための「気密性」が必要。
ですがガムテープには気密性がありません。
ぱっと見た感じで「穴が塞がっている」「空気が入っているように見える」場合でも、すぐに空気が抜けてぺちゃんこになります。
「ガムテープで応急処置が出来た」と思って自転車に乗ると
- タイヤが外れる
- タイヤの傷が広がる
- ホイールが歪む
などデメリットしかありません。
ガムテープを自転車に貼って乗ることはやめましょう。
焦った時は素人目線で「これでいけるんじゃない?」って試しがちですよね。
私も焦って自己流で対策して、逆に自転車の被害を大きくしてしまったことがあるので気を付けて下さい。
通勤自転車のパンクでガムテープで応急処置は出来ないけど使い道はあり
「通勤の自転車などがパンクして困っている場合」はガムテープは「チューブの穴」には貼らずに、「タイヤ自体」に貼りましょう。
先ほどもお伝えしたように、ガムテープではチューブの穴を防ぐことは「気密性」の理由があり出来ません。
ただし、タイヤに貼ることで「乗るのではなくて引きずって自転車屋まで持って行く場合」の応急処置として利用できます。
通勤自転車などでガラス片を踏んでしまって、タイヤが少し切れてしまった場合。
タイヤ側の応急処置でガムテープを3~5枚重ねて切れてしまった箇所の内側にあてがうという方法があります。
そうすることで、切れた箇所からチューブが飛び出さなくなりますよ。
残念ながら「パンクした自転車を乗れるようにすることはガムテープには出来ません」が「これ以上の被害を拡大しないためにガムテープを利用すること」は可能です!
通勤自転車などのパンクの正しい応急処置の方法
通勤自転車などがパンクした場合は、まずは直ちに自転車に乗って走行するのを止めてください。
一般的な通勤で使われる自転車のタイヤは、クリンチャータイヤと呼ばれるタイヤとチューブが別体になっているものが多いです。
チューブに空気が入ることによる内圧で、ホイールにタイヤがはまっています。
パンクして内圧がかからない状態で走ると、タイヤが外れたり、思わぬケガやホイールの歪みを招きます。
ホイールが歪んでしまうと、パンク修理以上の金額がかかるので気を付けましょう。
パンク応急処置の経験が無い方は、パンクした時点で自転車に乗るのは諦めてください。
パンクに備えてアイテムを購入していた場合や、家の隣が100均やホームセンターでない限り、応急処置は出来ません。
また、パンク応急処置は、慣れている方でも10分以上の時間を要します。
時間に余裕がない場合は、その日の出勤で自転車を使用するのは諦めてくださいね。
※今後のために、パンクの応急処置が出来るアイテムを購入しておくのはありです!
通勤自転車などパンクした時の応急処置!まずはバルブの形式を確認
通勤自転車など自転車がパンクした時の応急処置では、まずは「バルブ」の形式を確認してください。
バルブ(空気を入れる金具)は以下の種類があります。
- イングリッシュバルブ(英式バルブ)
- アメリカンバルブ(米式バルブ)
- フレンチバルブ(仏式バルブ)
単に自転車のチューブと言っても、3種類のバルブが存在します。
この3種類のバルブどれでも対応できる通勤自転車のパンク応急処置は「チューブパッチ」以外ありません。
※チューブパッチでのパンクの対策はタイヤを外す必要があります。自転車屋さんでの対処法と同じですので知識と時間と手間がかかります。
↑上記の画像のような形の場合はイングリッシュバルブ(英式バルブ)です。
ママチャリなど一般的な自転車は、こちらのイングリッシュバルブ(英式バルブ)が使われていますよ。
↑の画像のような形の場合はアメリカンバルブ(米式バルブ)。
↑の画像のような形の場合はフレンチバルブ(仏式バルブ)です。
通勤自転車などパンクした時!チューブパッチは応急処置ではない
通勤自転車などパンクした時の対処法で「チューブパッチ(100均やホームセンター、楽天などで購入)」を使う方法があります。
チューブパッチを使う方法は、自転車屋の修理などで使われる方法で応急処置ではありません。
チューブパッチを使ってパンクを防ぐ場合はタイヤからチューブを外してぺちゃんこにして…とかなり工程が長いです。
今回は自転車のパンクの応急処置の紹介ですので、チューブパッチでの修理は別の記事で解説させて頂きます!
チューブパッチでのパンクの処置は、どんなバルブの種類でも共通して行えますよ。
応急処置を諦めてしっかり処置する場合や穴が大きい場合は「自転車屋」もしくは「自分で」チューブパッチで修理をしましょう。
スプレータイプのパンク修理剤などは1mm程度の穴なら簡単に処置出来ますが、チューブパッチの修理の方が確実です。
通勤自転車などパンクした時の応急処置!イングリッシュバルブの場合
ママチャリなど一般的な自転車に使用されているイングリッシュバルブ。
イングリッシュバルブのパンク応急処置は、「チューブパッチ」以外にイングリッシュバルブ専用のパンク修理剤があります。
ホームセンターや100均などで手に入りますが、間違えて違う形状のものを購入したりすると使えません。
100均やホームセンターで購入する場合、200円~400円ほどが相場。
空気と修理剤が一緒に入っているので、空気入れがなくても空気も補充できます。
使用条件として1mm以下の穴にしか使えないのが特徴です。
小さな穴で困っている急ぎのケースで使いましょう。
大きな穴の場合は自転車屋に依頼するか、チューブパッチを使用するしかありません。
修理剤の使い方は簡単で、穴の原因(釘など)を取り除き、缶をよく振ってバルブにノズルを差し込み修理剤を噴射するだけ。
使用方法は商品の裏や説明書などを見ればすぐわかるくらい簡単です。
今回は「購入に行く手間」があるので応急処置として間に合いません。
ですが簡単ですし、次回から鞄に忍ばせておくと緊急時に役立ちます!
通勤自転車などパンクした時の応急処置!アメリカンバルブの場合
アメリカンバルブのパンク応急処置は、「チューブパッチ」以外にアメリカンバルブ専用のパンク修理剤があります。
100均やホームセンターで購入する場合、200円~400円ほどが相場。
アメリカンバルブの専用パンク修理剤には空気と修理剤が一緒に入っているので、抜けた空気も少し補充可能です。
ごくごく小さな1mm以下の穴にしか使えないので「釘」「ガラス片」などで小さな穴が…という時に使いましょう。
イングリッシュバルブの場合と同じく大きな穴の場合は自転車屋に依頼するか、チューブパッチを使用します。
アメリカンバルブの場合の修理剤の使い方は簡単。
「穴の原因となっている物を取り除く」「指定の時間(10~15秒ほど)よく振る」「バルブ口にノズルを差し込んで修理剤を入れる」だけ。
1mm以下の穴とごく僅かな穴のパンクにしか使えませんが、素人でも使いやすいので便利ですね。
こちらも使用工程はあまりないので、商品裏の説明書で簡単に分かります!
今回は「購入に行く手間」があるので応急処置として間に合いませんが、次回から鞄に忍ばせておくと緊急時に役立ちますよ!
通勤自転車などパンクした時の応急処置!フレンチバルブの場合
フレンチバルブのパンク応急処置は、「チューブパッチ」以外に、簡易のパンク修理剤(缶)とチューブタイプのシーラント剤というものがあります。
修理剤の場合は、先ほどの「イングリッシュバルブ」「アメリカンバルブ」とやることは同じですので、説明を省きます。
缶のタイプは振ってからスプレーするだけで、空気も入る簡易的なパンク処置が可能。
とても手軽ですが1mm程度の穴しかふさぐことが出来ません。
チューブタイプのシーラント剤は、メーカーによって様々ですが、最大5~7mmまでの穴を塞ぐことが出来ます。
ただし、シーラント剤は正しい空気圧と正しいシーラント剤の量が入っていなければ、本来の効果を発揮することができません。
缶のタイプは応急処置として使いやすいですが、シーラント剤は初めての方は時間がかかります。
また、シーラント剤を使用してしまうとパッチを使った修理が出来なくなってしまいます。
チューブ交換はチューブをパッチで処理するよりお金がかかります。
自分で処理するつもりが失敗した時や次回のパンク時に予想外のお金がかかってしまう原因にもなりますので、気を付けましょう。
3種類のバルブ全てに言えることですが、缶タイプのパンク修理剤で100%穴が塞がるわけではありません。
穴が予想より大きかった場合など、パンクの応急処置が失敗に終わることもあります。
今後のために自転車のパンクをできる限り防ぐ小技
通勤中や通学中など自転車の突然のパンクは困るしお金もかかります。
そこで、可能な限りパンクを防ぐ方法をお伝えしますね。
なるべく車道(道路の白線の外側)を通る
元々自転車は本来は「歩行者」ではないので、左側の車道の端を通るのが交通ルール。
自転車のパンクの予防の小技の1つは「道路の白線の内側(白線よりも歩道側)を走らないこと」です!
白線の内側には、ガラス片や釘といった鋭利な物が雨で流れたり車のタイヤで弾かれ溜まっています。
そこを走らないだけで、かなりパンクのリスクを下げることが出来るんですよ。
もちろん車道の真ん中は通らずに白い線の近くを走りましょう。
車が後ろから来るのは怖いですが、フラフラせずに真っ直ぐ走っていれば問題ありません。
ノーパンクタイヤを使用する
「何が何でも絶対にパンクしたくない!」という方は
- チューブの代わりにウレタンが入ったノーパンクタイヤを使用
- ポリマー素材をタイヤ内に入れるエアライナーを使用
という方法もあります。
まとめ
今回は、通勤自転車がパンクした時に、応急処置にガムテープって使えるのか。
通勤自転車の突然のパンクにどう対処したら良いのかをまとめました。
自転車の突然のパンクが困る方は「歩道を通らない」「パンクの応急処置が出来る缶を買っておく」のがおすすめです。
何も知識がない状態で急にパンクに対処しようとすると、タイヤを痛めてしまったりチューブやホイールまで悪くしてしまう結果に。
パンク修理は自転車屋だとお金がかかりますが、変に自分で処理をすると更にお金がかかってしまうこともあります。
急に通勤自転車がパンクして時間がない時は「タクシー」「誰かの自転車を借りる」など代替手段をまずは選択。
次回は困らないように備えておきましょう。
通勤自転車に限らず、自転車のパンクは嫌ですよね。
日々自転車に乗る前にタイヤを一周見る(亀裂が入っていないか、すり減っていないかの確認)。
空気圧のチェック(指定空気圧が入っているか)。
しっかり点検することでもパンクは防ぐことができます。
そして、通勤には気持ちと時間に余裕を持って、焦らず安全に家を出るようにしましょう!