自転車に乗っている方は一度は経験している「自転車の鍵は回るのだけど開かない」問題。
何度鍵を回しても、後輪をロックしている金属の棒は何の動きもない。
朝、通勤通学で自転車を出そうとしたとき。
駅の駐輪場から帰路に着く時。
自転車の鍵は回るのに開かなかったら焦りますし、慌てますよね。
今回は、「自転車の鍵は回るけど開かない時の対処法」と「なぜ開かないのか」についてまとめていきたいと思います!
自転車の鍵は回るけど開かない理由は?
自転車の鍵は回るけど開かない理由は、大きく2つあります。
- わずかなサビによる固着
- 潤滑剤切れによる摩擦の増加
鍵での開錠自体は正常に行われていても、自転車の後輪を止めている金属の棒が動かない場合があります。
自転車の鍵が回るけど開かないのは、後輪を止めている棒が動かないことで起きてしまうんです。
自転車の鍵は回るけど開かない時の対策
自転車の鍵は回るけど開かない時の対策について3パターン紹介したいと思います。
- 潤滑剤の塗布
- 軽く衝撃を与える
- 力技
自転車の鍵は回るけど開かない時の対策①潤滑剤の塗布
自転車の潤滑剤の塗布は、「自宅にいる時」「潤滑剤切れによる摩擦増加の時」にできる対策です。
後輪をロックする棒と、棒を格納している場所の潤滑剤切れによる摩擦増加が理由になっている場合は「潤滑剤の塗布」で解決します。
自転車の鍵が回るけど開かない時に使用するおすすめの潤滑剤は、「ワコーズ」から出ている「ラスペネ」や「メンテルーブ」。
「ヴィプロス」から出ている「マリンルブリカント」や「フリック」です。
紹介した4種類の潤滑剤は、ホームセンター等で販売されている一般的な潤滑剤よりも、潤滑性に優れています。
強力な浸透力と防錆性と水置換性を持っているんですよ!
また、中でも「マリンルブリカント」は、水上ジェットスキー等の海水を受ける場所で使用する製品にも使用可能なほどの防錆性を誇っています。
機能よりも「短い時間で動くようにしたい」という方には、「フリック」がおススメです。
「フリック」にも防錆成分が入っています。
潤滑剤の塗布の注意点!サビ落としを先に行いましょう
自転車の鍵は回るけど開かないとなった時に錆が発生している場合。
潤滑剤を塗布する前に、サビを落としてから行ってください。
サビが鍵周りに付着している場合は、どれだけ潤滑してもサビが滑りの障害となり上手く動きません。
それどころか、潤滑剤を無駄に使用してしまうことになります。
まず最初にしっかりと自転車の鍵の周りのサビを落としてから潤滑の工程に入るようにしましょう。
自転車のサビ落とし剤では、「ヴィプロス」の「スパールリキッド」や「スパールジェル」があります。
自転車の錆びを落とした後は、必ず潤滑剤を塗布するようにしましょう!
自転車の鍵は回るけど開かない時の対策②軽く衝撃を与える
少々荒っぽい方法ですが、出先で自転車の鍵は回るけど開かない時に有効な策が「軽く衝撃を与える」です。
ただしこの方法が有効に使えるケースには条件があります。
それは「自転車の鍵がサビていないこと」。
条件が合致した場合は以下の方法を試してみてください。
自転車に軽く衝撃を与える開錠のやり方➀落下法
先ずは、自転車の鍵を回します。
この時に、後輪をロックしている金属の棒が動く動かないは関係ありません。
その後、後輪を少し持ち上げてそのまま落としてください。
軽く衝撃を与える開錠のやり方➁叩き法
先ほどの方法でも自転車を開鍵できない場合は、「叩き法」を試しましょう。
先ほどと同じく、先ずは自転車の鍵を回します。
そして、両手の掌で自転車の鍵を挟むようにして叩いてください(イメージはシンバルを叩く感じです)。
潤滑剤切れによる摩擦増加の場合に、衝撃を与えることで開くことが多々あります。
自転車の鍵は回るけど開かない時の対策③力技
最後は力技です。
自転車の鍵を回す方法で「力技」とは言っても無謀なものではありませんよ。
自宅ではなく外出先で自転車の鍵が回るけど開かない時は、これが最終手段です。
自転車の鍵を回した後、自転車の鍵をかける際に使うロック用のつまみを小刻みに動かします。
少しずつ小刻みに動かしながら鍵を開けられるように試みてください。
ごくわずかなサビが自転車の鍵に付着している状態でも、開けられる方法です。
無謀ではありませんが、やはり力技ですのでケガには十分ご注意ください。
まとめ
今回は、自転車の鍵は回るけど開かない時の理由や対処法についてまとめてみました。
自宅にいる場合と外出先にいる場合の2パターンご紹介いたしました。
自転車の鍵に限らず、自転車のパーツをサビさせてしまうと何もいいことはありません。
汚れは洗えば良いのですが、サビの対処は面倒です。
後々面倒なことになってしまうので、自転車に乗る前に自転車の各所を点検する癖をつけましょう。
自転車のサビている箇所を見つけた時は「まぁ、後ででいいや」ではなく、早めに時間を確保して対処することが大切です。
今回ご紹介した潤滑剤も1度塗布すれば永久的に持続するものではないので、定期的に塗布するようにしてくださいね。
「たかが鍵のトラブル」と思わずに、これを機に自転車を定期的にメンテナンスしてあげるようにしましょう!